Track12 試練の行軍

ファレッタの奇跡的な作戦で勝利こそ収めていたが、
幾度にも渡るクーデターや敵国との交戦で軍事費はかさみ、ハイドフェルド王国は疲弊していた。

秋も終わりを告げ冬の到来が近くなったある日、
ファレッタは国王に対してヒュルケンベルグ皇国への侵攻を突然進言*1する。
妖精の指揮官ギロの情報や、その他間諜らの活動によって、
ヒュルケンベルグがハイドフェルドに軍事的な野心を持って行動していたことがほぼ裏付けられていたからである。

国王を説得したファレッタは、早速遠征軍を組織。
ほぼ全軍を投入することになった。

王国軍は、無人の大平原では水不足や、常に氾濫している大河を渡らなくてはならないなど、
数々の試練*2を乗り越えてヒュルケンベルグ皇国領内へと向かった。

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注釈

  1. ハノン伯爵のクーデターを始めとして、ハミルトン連邦、クピッカの小人妖精、遊牧民らの軍事行動はすべてヒュルケンベルグ皇国が裏で糸を引いていたとファレッタは結論付けている。大陸の覇権を狙う皇帝ヒュルケンベルグは、国力でハイドフェルドに及ばぬため、周囲の国や内部分子を炊きつけて疲弊させ、国力が低下したところを狙っていた。
  2. 特に巨大河川を渡る行軍では、数十人が行方不明になった。