Track13 朝もやの中で見た貴方の影

皇国領内にたどり着いた王国軍は、いくつかの砂漠のオアシスを占拠。束の間の休息を手に入れた。

ファレッタは早朝、オアシスで久しぶりの水浴みを楽しんでいた。
傍らに彼女がこれまで信頼していた密偵のライムンド・ゼル*1の姿が目撃されている。
ゼルはファレッタの指示で幾度も皇国内でスパイ活動を行っており、その情報とゼル本人を深く信頼していた。

彼らが恋仲にあるのではないかと、ゼルの存在を知る極一部の王国軍人に噂されていた*2

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注釈

  1. ライムンド・ゼルは密偵であるため、当然名前の知られた人物では全くなかった。生い立ちや生誕地は全くの不明。生年にも諸説ある。ファレッタは何人かの直属の密偵を国王から借り受けており、自由に使うことができた。ゼル以外の密偵はすべて通称のみが記録に残されており、本名は不明。
  2. ファレッタによって想い人を暴かれた因縁があるルイーゼ・アドルファの自筆の日記で確認できる。